【新譜入荷情報】■BEATLES / THE U.S. BOX (13CD BOXSET)

2014.01.26 - 60-70's ROCK
【新譜入荷情報】


■BEATLES / THE U.S. BOX (13CD BOXSET) 
価格:31,500円(税込)

アメリカ上陸50年を記念し、USオリジナル盤がボックス・セットで復刻発売!
ザ・ビートルズ 「THE U.S. BOX」。

2014年はアメリカ上陸、そして日本デビュー50周年のメモリアル・イヤー!
1964年2月7日、ビートルズは3000人ものファンの絶叫が響き渡るジョン・F・ケネディ空港に降り立った。そして、以後2週の間にアメリカ最大の人気テレビ番組『エド・サリヴァン・ショー』に3回連続出演、ワシントンDCとニューヨークでのコンサートを挙行。アメリカ全土を熱狂の渦に巻き込み、ショー・ビジネス史をまったく新しいディケイドに突入させて、イギリスに凱旋帰国を果たした。 その後もアメリカではビートルズ熱が冷めず、すでに全米シングル・チャート1位を独走していた「抱きしめたい」に続いてビートルズの曲が大量にランクイン。4月4日付チャートでは、1位から5位までを独占する空前絶後の大記録を樹立した。その熱気はすぐに日本を含む各国に伝播、同年の夏には初の主演映画『ハード・デイズ・ナイト』が公開され、世界を股にかけたビートルズ・ブームが始まった。
64年はビートルズにとって、そしてそれ以上にファンにとって、忘れられないメモリアル・イヤーなのである。それから50年の節目となるのを記念して、2014年、ビートルズのアメリカ編集アルバム13組がCDボックス・セットで復刻されることになった。
◆豪華BOX仕様
◆USオリジナル・アルバム13CD 
◆モノ・ステレオ収録(※「ザ・ビートルズ・ストーリー」「ヘイジュード」はステレオのみ) 
◆US制作紙ジャケット
◆64ページ英文ブックレット
◆英文ブックレット対訳
◆日本語解説
◆歌詞・対訳
◆初CD化5枚(ハード・デイズ・ナイト/ビートルズ物語/イエスタデイ・アンド・トゥデイ/ヘイ・ジュード/US盤リボルバー)

CD1:ミート・ザ・ビートルズ
CD2:ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム 
CD3:ハード・デイズ・ナイト 
CD4:サムシング・ニュー
CD5:ザ・ビートルズ・ストーリー * ステレオのみ 
CD6:ビートルズ‘65
CD7:アーリー・ビートルズ
CD8:ビートルズVI 
CD9:ヘルプ! 
CD10:ラバー・ソウル
CD11:イエスタデイ・アンド・トゥデイ 
CD12:リボルバー 
CD13:ヘイ・ジュード *ステレオのみ
●DISC 1/『ミート・ザ・ビートルズ』MEET THE BEATLES
1964年1月20日アメリカ発売/1970年8月25日日本発売
『ビルボード』誌全米アルバム・チャート最高位1位(11週)/トップ100在位62週
マルチ・プラチナディスク×5(=500万枚/1991年12月26日認定)
キャピトル・レコードから発売された最初のアルバム。これ以前にヴィー・ジェイ・レコードから『イントロデューシング・ザ・ビートルズ』が出されていたがヒットしなかったため、大多数のアメリカ人にとってはこちらが事実上のデビュー・アルバムである。
イギリスでのセカンド・アルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』と同じ写真を使ったジャケットが強いインパクトを与えたが、内容もそれにふさわしい。まずはアメリカでの爆発的ブレイクをなし遂げたシングル曲「抱きしめたい」と、アメリカでのB面曲「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」、イギリスでのB面曲「ジス・ボーイ」というパワフルな3連発でスタート。以後は『ウィズ・ザ・ビートルズ』から9曲が続いている。特筆すべきは、「ティル・ゼア・ウォズ・ユー」以外すべてがオリジナル曲であること。当時、日の出の勢いだったビートルズの魅力を凝縮した、名盤中の名盤だ。
ALL SONGS COMPOSED BY PAUL MCCARTNEY AND JOHN LENNON EXCEPT TRACKS 7, 19 COMPOSED BY GEORGE HARRSION AND TRACKS 9, 21 COMPOSED BY MERIDITH WILSON
●DISC 2/『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』THE BEATLES' SECOND ALBUM
1964年4月10日アメリカ発売/1970年8月25日日本発売
『ビルボード』誌全米アルバム・チャート最高位1位(5週)/トップ100在位53週
マルチ・プラチナディスク×2(=200万枚/1997年1月10日認定)
タイトル通り、キャピトルからのセカンド・アルバム。『ウィズ・ザ・ビートルズ』からの5曲に、シングルのみで発売されていた「サンキュー・ガール」「シー・ラヴズ・ユー」「アイル・ゲット・ユー」「ユー・キャント・ドゥ・ザット」、さらにイギリスでまだリリースされていなかった「ロング・トール・サリー」「アイ・コール・ユア・ネーム」が加わった全11曲で構成された。
『ミート・ザ・ビートルズ』とは対照的に、過半数の6曲がカバーなのが注目ポイントだ。内訳はモータウンのメジャー・ヒットが3曲、チャック・ベリーとリトル・リチャードが各1曲、そして本場でも知る人ぞ知る曲だった「デヴィル・イン・ハー・ハート」。彼らのマニアックなブラック・ミュージック指向をストレートに反映した渋い内容に仕上がっている。
ALL SONGS COMPOSED BY PAUL MCCARTNEY AND JOHN LENNON EXCEPT TRACKS 1, 12 COMPOSED BY CHUCK BERRY, TRACKS 3, 14 BY WILLIAM SMOKEY ROBINSON, TRACKS 4, 15 COMPOSED BY RICHARD DRAPKIN, TRACKS 5, 16 COMPOSED BY BERRY GORDY JNR, JANIE BRADFORD, TRACKS 7, 18 COMPOSED BY ENOTRIS JOHNSON, RICHARD PENNIMAN, ROBERT BLACKWELL, TRACKS 9, 20 COMPOSED BY GEORGIA DOBBINS, WILLIAM GARRETT, BRIAN HOLLAND, ROBERT BATEMAN, FREDDIE GORMAN
●DISC 3/『ア・ハード・デイズ・ナイト』A HARD DAY'S NIGHT (ORIGINAL MOTION PICTURE SOUND TRACK)(初CD化)
1964年6月26日アメリカ発売/日本初登場
『ビルボード』誌全米アルバム・チャート最高位1位(14週)/トップ100在位49週
マルチ・プラチナディスク×4(=400万枚/2000年10月11日認定)
同名映画のサウンドトラック・アルバムだが、同名イギリス盤とはかなり内容が違う、独自の編集盤。映画配給元であるユナイテッド・アーティスツ社から発売された(80年に販売権がキャピトルに移動)。『'64 BOX』には含まれなかったので、日本では今回が初リリースとなる。
全12曲中、ビートルズの曲は8曲のみ。バース部分のボーカルがシングル・トラックになっている「アンド・アイ・ラヴ・ハー」は、映画本編を除けばこのアルバムでしか聴けないレアなものだ。 残る4曲はジョージ・マーティン・オーケストラによるビートルズ・ナンバーのインストゥルメンタル・バージョン。ここから、「リンゴのテーマ(ジス・ボーイ)」がシングル・カットされてヒットした。
ALL SONGS COMPOSED BY PAUL MCCARTNEY AND JOHN LENNON
●DISC 4/『サムシング・ニュー』SOMETHING NEW
1964年7月20日アメリカ発売/1970年9月25日日本発売
『ビルボード』誌全米アルバム・チャート最高位2位(9週)/トップ100在位38週
マルチ・プラチナディスク×2(=200万枚/1997年1月10日認定)
映画のサントラ盤がユナイテッド・アーティスツから出たため、キャピトルはこのアルバムを独自に編集した。イギリス盤『ハード・デイズ・ナイト』からタイトル曲などを省いた8曲と、ロックンロールのカバー「スロウ・ダウン」「マッチボックス」、そして「抱きしめたい」のドイツ語バージョンが収められている。
『エド・サリヴァン・ショー』出演時のショットが使われたジャケットは、4人の使用楽器やステージでの立ち位置が一目瞭然。発売当時のチャートでは『ア・ハード・デイズ・ナイト』に阻まれ、最高位は2位止まりだった。
ALL SONGS COMPOSED BY PAUL MCCARTNEY AND JOHN LENNON EXCEPT TRACKS 5, 16 COMPOSED BY LARRY WILLIAMS, TRACKS 6, 17 COMPOSED BY CARL PERKINS
●DISC 5/『ザ・ビートルズ・ストーリー』THE BEATLES STORY(初CD化)
1964年11月23日アメリカ発売/1966年8月5日日本発売
『ビルボード』誌全米アルバム・チャート最高位7位(4週)/トップ100在位15週
ゴールドディスク(=50万枚/1964年12月31日認定)
メンバー、関係者、ファンへのインタビューを軸に、史上空前のブームを巻き起こしたビートルズの歴史をナレーションとともに辿る、アメリカ独自のドキュメンタリー・アルバム。アナログでは2枚組、しかもこの内容でありながら全米7位をマークし、ビートルズ人気のすさまじさを見せつけた。
途中、『ハード・デイズ・ナイト』までの期間に発表したなかから15曲が断片収録されている。「ツイスト・アンド・シャウト」は64年8月23日のハリウッド・ボウル公演でレコーディングされたもので、他では聴くことができないライブ・バージョンだ。
日本では、来日公演直後の66年8月に完全対訳つきの豪華化粧箱入りでリリースされている。『'64 BOX』には含まれておらず、今回が初CD化。
●DISC 6/『ビートルズ'65』BEATLES '65
1964年12月15日アメリカ発売/2004年11月17日日本発売(『ザ・ビートルズ '64 BOX』)
『ビルボード』誌全米アルバム・チャート最高位1位(9週)/トップ100在位50週
マルチ・プラチナディスク×3(=300万枚/1997年1月10日認定)
イギリスでの4THアルバム『ビートルズ・フォー・セール』からの8曲に、先行シングルのA/B面「アイ・フィール・ファイン」「シーズ・ア・ウーマン」、そして『ハード・デイズ・ナイト』からの「アイル・ビー・バック」を加えた11曲入り。「
ALL SONGS COMPOSED BY PAUL MCCARTNEY AND JOHN LENNON EXCEPT TRACKS 4, 15 COMPOSED BY CHUCK BERRY, TRACKS 6, 17 COMPOSED BY R L JOHNSON, TRACKS 7, 11, 18, 22 COMPOSED BY CARL PERKINS
●DISC 7/『アーリー・ビートルズ』THE EARLY BEATLES
1965年3月22日アメリカ発売/1970年9月25日日本発売
『ビルボード』誌全米アルバム・チャート最高位43位(1週)/トップ100在位14週
プラチナディスク(=100万枚/1997年1月10日認定)
イギリスでのデビュー・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』収録曲は、アメリカでは当初ヴィー・ジェイ・レコードが販売権を得て、アルバム『イントロデューシング・ザ・ビートルズ』として発売されていた。その後、キャピトルが権利を獲得したことで、このアルバムが出されることになった。『プリーズ・プリーズ・ミー』から「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」「ミズリー」「ゼアズ・ア・プレイス」を除いた11曲で構成されている。
前年のビートルズ・フィーバー時にヴィー・ジェイ盤が9週連続全米2位と売れに売れていたため、このアルバムはヒットしなかった。
ALL SONGS COMPOSED BY PAUL MCCARTNEY AND JOHN LENNON EXCEPT TRACKS 2, 13 COMPOSED BY BURT RUSSELL, PHIL MEDLEY, TRACKS 3, 14 COMPOSED BY ARTHUR ALEXANDER JNR, TRACKS 4, 15 BY GERRY GOFFIN, CAROLE KING, TRACKS 5, 16 COMPOSED BY LUTHER DIXON, WES FARRELL, TRACKS 9, 20 COMPOSED BY MACK DAVID, BARNEY WILLIAMS, BURT BACHARACH, TRACKS 10, 21 COMPOSED BY BOBBY SCOTT, RICHARD MARLOW
●DISC 8/『ビートルズVI』BEATLES VI
1965年6月14日アメリカ発売/1970年9月25日日本発売
『ビルボード』誌全米アルバム・チャート最高位1位(6週)/トップ100在位39週
プラチナディスク(=100万枚/1997年1月10日認定)
全11曲中6曲が、『ビートルズ'65』から漏れた『ビートルズ・フォー・セール』収録曲。一方、残る5曲が本国イギリスでまだ発表前だった『ヘルプ!』からの3曲と「バッド・ボーイ」、さらに当時の最新シングル「ティケット・トゥ・ライド」のB面ながら人気が高かった「イエス・イット・イズ」。
新旧作品の寄せ集め盤というわけだが、収録曲の録音時期が幅広くなったこと、激しいロックンロール・カバーとメロウなオリジナルが並んだことで、過渡期を迎えていた当時のビートルズ・サウンドが浮き彫りになっている。
なお最初期プレス盤は、裏ジャケットに記載された曲名が収録順に並んでいない。これはイギリスからテープが届く前にジャケットが印刷されたためで、文字通り「1日でも早くレコードを店頭に並べたい」というキャピトルの思惑が見える。
ALL SONGS COMPOSED BY PAUL MCCARTNEY AND JOHN LENNON EXCEPT TRACKS 1, 12 COMPOSED BY JERRY LEIBER, MIKE STOLLER, TRACKS 3 14 COMPOSED BY GEORGE HARRISON, TRACKS 4, 9, 15, 20 COMPOSED BY LARRY WILLIAMS, TRACKS 6, 17 COMPOSED BY BUDDY HOLLY
●DISC 9/『ヘルプ!オリジナル・モーション・ピクチャー・サウンドトラック』HELP (ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK)
1965年8月13日アメリカ発売/1970年10月25日日本発売
『ビルボード』誌全米アルバム・チャート最高位1位(9週)/トップ100在位42週
マルチ・プラチナディスク×3(=300万枚/1997年1月10日認定)
同名映画のサウンドトラック盤。やはり同名イギリス盤とは構成がまったく違い、ビートルズの演奏は劇中で使われた7曲だけである。あとはケン・ソーン・オーケストラによる劇伴のインストゥルメンタルで埋められているが、インド風アレンジでビートルズ・メドレーを演奏した「アナザー・ハード・デイズ・ナイト」などは出色のナンバー。映画では、ジョージがインド音楽に興味を持つきっかけとなった、インド料理店のシーンでBGMに使われていた。また、アルバム冒頭の「ヘルプ!」の前にイントロとしてつけ加えられた「ジェイムズ・ボンドのテーマ」も面白い趣向だ。
ALL SONGS COMPOSED BY PAUL MCCARTNEY AND JOHN LENNON EXCEPT TRACKS 5, 17 COMPOSED BY GEORGE HARRISON, TRACKS 6, 10, 12, 18, 22, 24 BY KEN THORNE
●DISC 10/『ラバー・ソウル』RUBBER SOUL
1965年12月6日アメリカ発売/2006年5月31日日本発売(『ザ・ビートルズ '65 BOX』)
『ビルボード』誌全米アルバム・チャート最高位1位(6週)/トップ100在位44週
マルチ・プラチナディスク×6(=600万枚/1997年1月10日認定)
同名イギリス盤アルバムから「ドライヴ・マイ・カー」「ひとりぼっちのあいつ」「消えた恋」「恋をするなら」の4曲をカットし、イギリス盤『ヘルプ!』に収録されていた「夢の人」「イッツ・オンリー・ラヴ」を加えた12曲入り。そのためイギリス盤よりもはるかにフォーク色の強いサウンドとなっているのが大きな特徴である。ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンが名作『ペット・サウンズ』を制作するモチベーションとなったのは、このアメリカ仕様盤だったという。
ALL SONGS COMPOSED BY PAUL MCCARTNEY AND JOHN LENNON EXCEPT TRACKS 4, 16 COMPOSED BY GEORGE HARRISON
●DISC 11/『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』YESTERDAY AND TODAY(初CD化)
1966年6月20日アメリカ発売/1970年10月25日日本発売
『ビルボード』誌全米アルバム・チャート最高位1位(5週)/トップ100在位23週
マルチ・プラチナディスク×2(=200万枚/1997年1月10日認定)
イギリス盤『ヘルプ!』『ラバー・ソウル』『リボルバー』からの曲に、シングル曲「デイ・トリッパー」「恋を抱きしめよう」を加えた編集盤。アメリカでシングル・カットされビッグ・ヒットとなった「イエスタデイ」「ひとりぼっちのあいつ」を含んでいることもあり、アメリカ編集盤のなかでもとりわけ強力なソング・オーダーのアルバムとなった。
話題を呼んだのがジャケット。当初は、ビートルズが肉屋の上着を着て、バラバラになった赤ん坊の人形や肉片を抱えている「ブッチャー・カバー」が用意されていた。だが発売直前にクレームがついて回収され、上から当たり障りのない写真を使った「トランク・カバー」を貼りつけて出荷されている。
ALL SONGS COMPOSED BY PAUL MCCARTNEY AND JOHN LENNON EXCEPT 6, 17 COMPOSED BY RUSSELL/MORRISON, TRACKS 8,19 BY GEORGE HARRISON
●DISC 12/『リボルバー』REVOLVER(初CD化)
1966年8月8日アメリカ発売/日本初登場
『ビルボード』誌全米アルバム・チャート最高位1位(6週)/トップ100在位37週
マルチ・プラチナディスク×5(=500万枚/2000年7月25日認定)
イギリス盤『リボルバー』は14曲入り。アメリカではそこから3曲を『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』に先行収録したため、『リボルバー』はそれ以外の11曲のみを収めている。削られた曲がいずれもジョンの作品だったため、イギリス盤に比べるとジョンの存在感がかなり薄い。
モノ/ステレオとも、ミックスはイギリス盤と同一。ジャケットのデザインもほぼ同じである。日本では66年10月にイギリス仕様で発売されたため、単に曲数が減っただけのアメリカ仕様盤はこれまで未発売だった。
ALL SONGS COMPOSED BY PAUL MCCARTNEY AND JOHN LENNON EXCEPT TRACKS 1, 9, 12, 20 COMPOSED BY GEORGE HARRISON
●DISC 13/『ヘイ・ジュード』HEY JUDE(初CD化)
1970年2月26日アメリカ発売/1970年4月21日日本発売
『ビルボード』誌全米アルバム・チャート最高位2位(4週)/トップ100在位25週
マルチ・プラチナディスク×3(=300万枚/1991年12月26日認定)
『アビイ・ロード』と『レット・イット・ビー』の狭間の70年2月、キャピトルの編集アルバムに未収録だったシングル曲を集めて発売された、準ベスト盤的作品集。全10曲ながら、曲の選択範囲は64年の「キャント・バイ・ミー・ラヴ」から69年の「ジョンとヨーコのバラード」までと非常に広い。
この時期にはすでにモノ盤は市場から姿を消しており、ステレオ盤のみがリリースされた。解散が既成事実となりつつあった時期にリリースされたこともあり、初期プレスのレーベルに記されたアルバム・タイトルは企画時の仮題のまま『THE BEATLES AGAIN』と記されている。
日本では70年4月に発売。79年5月にはイギリス・プレス盤も出回った。アメリカ編集アルバムがイギリスのカタログ入りしたのは76年の『マジカル・ミステリー・ツアー』以来2枚目で、「準オリジナル・アルバム」と呼んでもいいほどの人気ぶりだったことがうかがえる。
ALL SONGS COMPOSED BY PAUL MCCARTNEY AND JOHN LENNON EXCEPT TRACK 8 COMPOSED BY GEORGE HARRISON
ALL ORIGINAL RECORDINGS PRODUCED BY GEORGE MARTIN
EXECUTIVE PRODUCER: JEFF JONES
AUDIO SUPERVISED AND COORDINATED BY STEVE BERKOWITZ
MASTERING BY PAUL HICKS, SEAN MAGEE, GUY MASSEY, SAM OKELL, STEVE ROOKE, AND GREG CALBI
THE BEATLES/THE U.S. ALBUMS ASSEMBLED BY GREG CALBI AT STERLING SOUND 2013
LINER NOTES: BILL FLANAGAN
ART DIRECTION: VARTAN
■ビートルズのアメリカ編集アルバムとは何か?
66年までのビートルズのレコード制作は、イギリスではブライアン・エプスタイン(マネージャー)とジョージ・マーティン(パーロフォン・レーベルのプロデューサー)による綿密な計画に沿って進められた。年間にシングル3枚とアルバム2枚をリリースし、原則的にシングル盤の曲はアルバムには収録しない。そこには、ファンが支払う額に見合った内容の作品を受け取れるようにという配慮があった。
だがアメリカでは「人気があるうちに、1枚でも多く売り切ってしまう」ことが最優先事項だった。キャピトル・レコードは、イギリスでのシングル3枚・アルバム2枚分の素材を組み替え、シングル5~6枚とアルバム3枚を作り出した。しかもそのなかには、本国イギリスより早く発表される曲もたくさん含まれていた。アメリカはイギリスの数倍の市場規模を持つ世界最大の音楽マーケットだったので、キャピトルの発言権は絶大だったのである。
■ビートルズの成長によって、独自編集盤はなくなっていく
ビートルズは、デビュー当初はレコーディングで演奏しかしなかった。だが徐々にプロデュースやエンジニアリングの領域にも関わり始め、『ラバー・ソウル』を発表した65年12月頃には、自分たちの音楽をアートと捉えるようになっていた。だがその頃になっても、キャピトルは独自編集盤の制作を続けていた。ビートルズが66年6月発売のアメリカ編集盤『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』のジャケットに「ブッチャー・カバー」と呼ばれるグロテスクな写真を使わせたのは、キャピトルへの無言の抗議だったとも言われた。
この流れに終止符を打ったのはビートルズ自身だった。彼らは67年に『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』を発表し、1枚でひとつの作品というトータル・アルバムの概念を確立。多数のアーティストがこれに追随したことで、レコード制作はレコード会社主導からアーティスト主導の方向に変化し、勝手な独自編集盤の存在は許されなくなっていく。
■アメリカ編集アルバムに愛着を持つファンは多い
このように、アメリカ編集盤にはビートルズの意思が反映されていなかった。だが当時のアメリカのファンにとっては、アメリカ編集盤こそがオリジナル・アルバム。ジャケットも曲順も、イギリス盤よりはるかになじみ深いものだった。
87年のCD化では音源がイギリス・オリジナル盤に統一されたが、アメリカ国内では90年代初頭まで独自編集盤がアナログで生産され続けた。イギリス・オリジナル仕様CDとアメリカ編集アナログ盤が数年にわたって併売されたことで、アメリカのファンはイギリス盤、そしてCDにスムーズに移行することができたのである。
日本でも70年から80年代半ばにかけてアメリカ編集アルバムの大半が発売されていたため、いまなお愛着を持つファンは多い。当時、後追いでファンになった少年少女が全曲制覇をめざすにあたっては、イギリス・オリジナル盤で揃えるか、アメリカ編集盤で揃えるかという選択肢があった。
■CDボックス・セットで復活したアメリカ編集アルバム
CDの普及に伴い、アメリカ編集アルバムは、90年代前半から10年ほど世界的な廃盤状態が続いていた。だが2004年に『ミート・ザ・ビートルズ』『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』『サムシング・ニュー』『ビートルズ'65』の4作を収録した『ザ・ビートルズ '64 BOX』(原題『THE CAPITOL ALBUMS VOL. 1』)がCDで発売され、みごと復活を果たす。さらに06年には続編として『アーリー・ビートルズ』『ビートルズVI』『ヘルプ!オリジナル・モーション・ピクチャー・サウンドトラック』『ラバー・ソウル』を収めた『ザ・ビートルズ '65 BOX』(原題『THE CAPITOL ALBUMS VOL. 2』)も登場した。
■『キャピトル・アルバム』の枠を外して、レーベルの枠を超えたコレクションを実現
その後、世界中のファンが『'65 BOX』に続く第3弾のリリースを期待していたが、このシリーズは完結せずに終了。14年に『THE U.S. ALBUMS』として、新たに仕切り直して全作品が一挙に発売される運びとなった。タイトルから『キャピトル』の冠を外したことで、ユナイテッド・アーティスツ社が編集したアルバム『ア・ハード・デイズ・ナイト』も含むコレクションが実現している。
モノ/ステレオの2種類の盤があるアルバムは2イン1で収録された(『ビートルズ物語』を除く)のは『'64/'65 BOX』と同様だ。ただし『'64/'65 BOX』ではステレオ→モノの順で収録されたのに対し、『THE U.S. ALBUMS』はモノ→ステレオの順。「発表当時の標準仕様はモノ盤」というポリシーでまとめられていることがわかる。
■考えうる最高のチームがデジタル・リマスタリングを担当
『'64/'65 BOX』では、当代一の売れっ子エンジニア、テッド・ジェンセン(ニューヨークのスターリング・スタジオ所属)がデジタル・リマスターを担当。全体の均整が取れつつ、高・中・低いずれの音もくっきり再現されており、アナログ愛好家からデジタル世代まで納得させる出来映えだった。
対して『THE U.S. ALBUMS』では、09年にビートルズ全曲のデジタル・リマスターに関わったアビイ・ロード・スタジオのチーム(ポール・ヒックス、ショーン・マギー、ガイ・マッセイ、サム・オケル、スティーヴ・ルーク)に、超大物のグレッグ・カルビ(スターリング・スタジオのシニア・エンジニア)を加えた豪華な布陣となった。そのサウンドは、間違いなく『'64/'65 BOX』を超えるものになるだろう。
■ライナーノーツとパッケージも一新
ライナーノーツは、『'64/'65 BOX』ではビートルズのアナログ盤研究の権威、ブルース・スパイザーが担当していた。『THE U.S. ALBUMS』ではMTVのプロデューサー/音楽ジャーナリストのビル・フラナガンが起用される。
パッケージは、リンゴ・スターの『ワイ・ノット』などのデザインを担当したヴァータンがアート・ディレクター、また数々の名作アルバムのリイシュー・デザインを手がけたマイヤー・ムラカミとマイク・ディールがデザイナーとしてクレジットされている。
『'64/'65 BOX』では、アメリカで制作された各アルバムの紙ジャケットの出来が悪く、多くのファンを落胆させた(日本では『'65 BOX』用に、精密な紙ジャケットが制作された)。『THE U.S. ALBUMS』のアートワークで特に注目されるのは、発表当時に物議を醸した『イエスタデイ・アンド・トゥデイ』の「ブッチャー・カバー」がどう扱われるかだ。

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