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アシッドフォーク・トゥデイ特集 好評開催中!!

 雑誌『リミックス』誌や『クッキーシーン』でも大きく取り上げられ、新しいアンダーグラウンドの動きとして注目されている「フリー・フォーク」、「フリークド・アウト・フォーク」シーン。ポスト・エレクトロニカの動きとしての位置付けも大いに興味が引かれるところです。あの英国フォークの歌姫、ヴァシュティ・バニヤン Vashti Bunyan の35年ぶりの新作「ルックアフタリング Lookaftering」も、このシーンに属したアーティストたちの働きかけがなかったら生まれなかったということも驚きでした。
 もともとサイケやアシッドフォークが好きな渋谷ロック館としては、これを無視するなんて出来ません! そこで、当店なりの視点でセレクトした「リヴァイヴァル・アシッドフォーク」を新品CDで大特集しております。題して「アシッドフォーク・トゥデイ!特集」。1960年代後半から70年代にかけての英国フォークに影響を受けた、新しい現代の語り部やファンタジック・フォーク、ポストロックを経過した新感覚のアシッド感を持つグループまで、いろいろ取り揃えました。キーワードとして考えたのはヘイズ感覚(霞みのようなもやもやっとした感じ)、アシッド、ヒッピー、ドローン、そしてユーフォリア(桃源郷)です。ここではその一部を紹介してゆきたいと思います。

LAU NAU / Kuutarha (Locust Music, 2005)
フィンランド産のネオ・アシッドフォーク新鋭フィメール・アーティスト。本名の Laura Naukkarinen を縮めて Lau Nau としたらしいですが、まずは実に様々な楽器を操るそのマルチ奏者ぶりに驚きます。そして何より、本作の全10曲はどれもヤバイほどの夢幻感・彼岸感が漂う、非常にレベルの高いアシッドフォークであるということに腰が抜けました。ヴィブラート・ヴォイス、ドローン、リコーダー、ヴァイオリンなどのキーワードで構成されるサウンドは、もやもやと霞みがかった輪郭のぼやけた世界で、とても北欧らしからぬ雰囲気です。1曲目から、かすれたヴァイオリンの音色がインドのラジャスタン地方のサーランギを思い出させ、北アフリカのモロッコなどのかつてのヒッピーの聖地へ、聴き手の心を誘います。これはすごい盤ですヨ!※貼ってあるレーベルのサイトでサンプルが聴けます。

(渡邊)

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